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大型犬に多い病気

大型犬に多い病気


体重
    犬種別体重成長曲線 図
感染症
    ブラストミセス症 若齢の雄の大型犬は感染リスクが高い 深在性真菌症 皮膚疾患(40%で発見)
    クリプトコッカス症 深在性真菌症 皮膚:潰瘍・肉芽腫 膿瘍 呼吸型:くしゃみ 粘液様鼻汁 急性壊死性出血性肺炎
内分泌
    甲状腺機能低下症 中年(4-10歳) レトリーバー系やハスキー系の大型犬種 中型犬・大型犬に多い
    副腎腫瘍 副腎皮質機能亢進症全症例の約15%を占める 雌多い 大型犬
循環器
    大型犬の心臓
    鬱血性心筋症(犬の拡張性心筋症) DCM 右心室不全は腹水や胸水を伴い大型犬に多い
    感染性心内膜炎 一般的にある種の大型犬の雄(たとえばジャーマンシェパード) 先天性大動脈弁下狭搾症の犬
    肺血栓塞栓性疾患 頸静脈拍動、肺動脈直径の増加・肥厚、閉塞した肺血管潅流の消失、中〜大型犬に多い傾向
    心室性頻脈 心筋症を伴う大型犬種 特にボクサーおよびドーベルマンピンシェル
    心室性期外収縮 心筋症を有する大型犬 特にボクサーおよびドーベルマンピンシェル
    心房細動 元気なし、運動嫌い、たまに失神 年齢には関係なく発症 セントバーナードは、無症状の心房細動
脾臓
    巨脾・脾腫 老齢の大型犬の血管肉腫は雄のジャーマンシェパードとゴールデンレトリバーに多い
口腔
    線維腫性歯周過形成(肥大) 大型および巨大犬 歯肉の局所性腫大 硬く疼痛がない
    口腔の扁平上皮癌 大型犬に多い
    口腔の軟骨肉腫 大型犬 上顎骨多発 過剰流涎 口臭 口からの血様浸出物 嚥下困難 体重減少 頸部リンパ節腫大
    口腔の線維肉腫:大型犬に多い
    口腔の未分化悪性腫瘍 硬口蓋・顎間質・顎骨・眼窩発生 口臭 流涎過剰 嚥下困難 口からの血様滲出物 大型犬種
    歯肉の線維肉腫 徐々に進行する局所侵襲性悪性腫瘍 唾液の過剰 口臭 血様滲出物 嚥下困難 顔面変形 頸部リンパ節腫脹
    咽頭麻痺 嚥下困難 流涎 吸引性肺炎による咳、呼吸困難 咀嚼困難、短頭種やラブラドール・ゴールデンなどの大型犬
消化器
    咀嚼筋炎 大型犬種の成犬 開口障害 側頭筋・咬筋の両側性委縮
    喉頭麻痺 両側性麻痺は大型犬種の老齢犬で最も多発
    門脈シャント 先天的肝内性門脈大静脈短絡 殆どが大型犬 ゴールデンレトリバー ラブラドールレトリバー アイリッシュセッター ドーベルマン
    刺激反応性腸症候群:大型犬、特に労働犬(盲導犬、警察犬など)や神経質または興奮しやすい犬

    捻転:
    胃捻転 大型で深い胸の犬 空嘔吐 動く事横臥を嫌う 粘膜蒼白 頻脈 弱脈 血圧下降
    キシラジン 胸の深い大型犬種では、キシラジンによって胃拡張や腸捻転を生じやすい
    肺葉捻転 胸郭の深い大型犬
骨格:他の犬種よりも骨が急激に成長するために多い
    椎間板ヘルニア ダックスフンド、ビーグル、ペキニーズなどの軟骨異栄養性犬種はHansenのI型に罹患しやすく、大型犬種はHansenのII型に罹患しやすい

    代謝性骨異常
    硬膜化骨症 初期には疼痛 運動失調、尿閉、麻痺を伴う失禁 大型犬
    肥大性骨異栄養症 骨幹性骨症 若齢大型種 橈骨・尺骨・脛骨の疼痛を伴う骨幹端の腫大 周期的発熱
    コルチコステロイド反応性髄膜炎 多価の弱毒生ワクチンの反復接種が原因 食欲不振、嘔吐、知覚過敏、発熱 大型犬
    種子骨の変性性疾患 通常第二と第七種子骨 大型若齢犬 跛行
    腰仙部脊柱管狭搾 大型犬 後天性 疼痛 起立困難 後肢跛行(通常片側) 糞尿失禁

    汎骨炎:
    汎骨炎 大型の若齢犬 間欠性跛行・疼痛 生後1年以内に発症 雄に多い
    好酸球性汎骨炎 別名:内骨症 体重増加 跛行 疼痛 発熱 結膜の充血 雄(4倍) 大型の若齢犬

    脊椎:
    椎間板脊椎炎 起立困難、竹馬様歩様、跛行、発熱、疼痛 雄に多い 大型犬・超大型犬
    強直性脊椎炎 大型犬 別名:変形性脊椎症、脊椎骨増殖症、肥大性脊椎炎、変形性化骨性脊椎炎、強直性脊椎炎

    頚椎:
    ウォブラー症候群 犬のよろめき症候群 頚椎の異常 後肢運動失調 成長期大型犬
    尾側頚椎脊髄症 緩慢進行性共調運動不能 後肢不全麻痺 疼痛 グレートデーンやドーベルマンピンシャー、大型・超大型犬
    後部頚椎の不安定 脊髄管の狭搾・脊髄圧迫 グレートデーンやドーベルマンピンシャー、その他の多くの大型・超大型犬

    軟骨:
    骨軟骨症 大型犬 雄(4ー5倍) 4ー8カ月齢犬跛行 疼痛 骨関節症
    軟骨内軟骨芯遺残症 若齢大型超大型種 遠位尺骨骨幹端の両側 尺骨の不釣り合いな短縮 前肢変形
    軟骨異栄養症の犬種の未融合肘突起 バセットハウンドとイングリッシュブルドッグなど、より大型の軟骨異栄養症的な一部の犬種
    線維軟骨性塞栓性ミエロパシー 超大型犬種と大型犬種が最も罹患 ミニチュアシュナウザーとシェットランドシープドッグも罹患しやすい

    離断性骨軟骨症:
    離断性骨軟骨症 大型犬成長時 肩関節の上腕骨頭の関節面の後端部 跛行 初期の運動制限で軽くなり 運動により悪化
    飛節の離断性骨軟骨症 1歳未満 大型犬種 跛行 飛節関節の伸展と肥厚 筋萎縮 疼痛 両側性に病変
    上腕骨内側顆の離断性骨軟骨炎

    内分泌:
    先端肥大症 末端巨大症・末端肥大症 弱齢

    関節:
    膝蓋骨の外側脱臼 大型犬 内側脱臼は小型犬が多い
    敗血性関節炎 跛行 大型・雄・運動するで発症しやすい
    肘関節形成不全 断片化した内側鉤状突起 犬に多い肘の発育不全 中〜大型犬 4〜6月齢
    股関節形成不全 モンロー歩様 横座り 後肢の跛行
    進行性骨関節疾患 大型犬 骨・軟骨の成長異常 股関節形成不全・骨軟骨症
    非侵襲性免疫介在性関節疾患 非糜爛性 結合組織破壊はあまり見られない 中・大型犬 発熱 1関節以上腫脹 歩幅狭い

    腫瘍:
    骨肉腫 悪性腫瘍 病的骨折 疼痛 中ー高齢 大型・超大型犬に多い
    石灰化血腫 良性骨腫瘍 急激成長大型種子犬の頭蓋背部 切除困難
    腫瘍性石灰沈着 軟部組織や動脈周囲へのカルシウム塩沈着 若い大型犬 頸部・口・蹠にみられる固く境界明瞭な無痛性腫脹
    脊髄腫瘍 大型犬多い、多い報告:硬膜外腫瘍は悪性骨腫瘍(骨肉腫、線維肉腫、血管肉腫)
    鼻の腺癌 鼻出血 いびき 口臭 食欲不振 脳への二次的な浸潤による発作 非感染性鼻汁 顔変形 眼球突出
    滑膜肉腫 悪性腫瘍 大型犬特にゴールデンレトリーバーとの雑種によくみられる
    骨原性肉腫
    リンパ腫様肉芽腫 稀にみられる肺腫瘍 発咳、呼吸困難 運動不耐性 体重減少 食欲不振 50%の症例に発熱
    血管外皮細胞腫 血管周囲細胞由来軟部組織肉腫 大型犬 四肢の軟部組織腫瘤 下部組織と付着

    雄:
    骨軟骨症 大型犬 雄(4ー5倍) 4ー8カ月齢犬跛行 疼痛 骨関節症
    汎骨炎 雄(4倍) 大型の若齢犬 間欠性跛行・疼痛 生後1年以内に発症 雄に多い
    好酸球性汎骨炎 別名:内骨症 体重増加 跛行 疼痛 発熱 結膜の充血 雄(4倍) 大型の若齢犬
    肥大性骨異栄養症 骨幹性骨症 若齢大型種 橈骨・尺骨・脛骨の疼痛を伴う骨幹端の腫大 周期的発熱
    椎間板脊椎炎 起立困難、竹馬様歩様、跛行、発熱、疼痛 雄に多い 大型犬・超大型犬
    骨髄腫 多発性骨髄腫 形質細胞性骨髄腫
    骨肉腫 悪性腫瘍 病的骨折 疼痛 中ー高齢 大型・超大型犬に多い
    敗血性関節炎 跛行 大型・雄・運動するで発症しやすい
    腰仙部脊柱管狭搾 雄 ジャーマンシェパード 大型犬
    線維軟骨性塞栓性ミエロパシー 超大型犬種と大型犬種が最も罹患 ミニチュアシュナウザーとシェットランドシープドッグも罹患しやすい
呼吸器
    喉頭麻痺 両側性麻痺は大型犬種の老齢犬で最も多発
    気胸 自然気胸は通常大型で胸の深いタイプに発生
    肺葉捻転 胸郭の深い大型犬
    鼻の腺癌 鼻出血 いびき 口臭 食欲不振 脳への二次的な浸潤による発作 非感染性鼻汁 顔変形 眼球突出
    リンパ腫様肉芽腫 稀にみられる肺腫瘍 発咳、呼吸困難 運動不耐性 体重減少 食欲不振 50%の症例に発熱
筋肉
    咀嚼筋炎 大型犬種の成犬 開口障害 側頭筋・咬筋の両側性委縮
神経系
    ウォブラー症候群 犬のよろめき症候群 頚椎の異常 後肢運動失調 成長期大型犬
    コルチコステロイド反応性髄膜炎 食欲不振、嘔吐、筋肉硬直、頚部痛、知覚過敏、発熱 大型犬
    強直性脊椎炎 大型犬 別名:変形性脊椎症、脊椎骨増殖症、肥大性脊椎炎、変形性化骨性脊椎炎、強直性脊椎炎
    腰仙部脊柱管狭搾 大型犬 後天性 疼痛 起立困難 後肢跛行(通常片側) 糞尿失禁
    線維軟骨性塞栓性ミエロパシー 超大型犬種と大型犬種が最も罹患 ミニチュアシュナウザーとシェットランドシープドッグも罹患しやすい

    腫瘍:
    脊髄腫瘍 大型犬に発生が多い、多く報告:硬膜外腫瘍は原発性の悪性骨腫瘍(骨肉腫、線維肉腫、血管肉腫)、骨・軟部組織への転移性腫瘍
泌尿器
    尿道括約筋不全症 USMI 雌に多い 横臥時に尿失禁 後天性のタイプは避妊・去勢後多く、大型犬に危険性多い
    腰仙部脊柱管狭搾 大型犬 後天性 疼痛 起立困難 糞尿失禁 弛緩性膀胱
    膀胱横紋筋肉腫 悪性腫瘍 ブドウ状横紋筋肉腫 18カ月未満大型犬 雌 血尿 排尿困難 頻尿 尿停滞 セントバーナード多い
雌生殖器
    性周期:小型犬:5〜7カ月 大型犬:8〜12カ月
    腟脱 発情前期・発情初期に若齢大型犬 最初の徴候:3歳以下 再発が多い
    原発性子宮無力症 大型種で異常に少ない同腹子数のときも子宮収縮が生じないことがある
雄生殖器
    前立腺疾患 中・高齢犬 大型犬(特にドーベルマンピンシャー)
    前立腺の腫瘍(腺癌) 老犬 中〜大型犬 便のしぶり 排尿困難 出血性尿道分泌物 後肢虚弱・硬直 後半身疼痛
皮膚病
    口唇皺壁膿皮症 口臭 掻痒 下顎犬歯後方皮膚皺壁 垂れ下がった唇の大型犬種
    胼胝 たこ 慢性的刺激により皮膚が脱毛して厚く、硬くなる 肘や膝 大型犬
    グルココルチコイド製剤 大型犬では褥瘡(圧迫性潰瘍)が起こりやすくなり、重症例では古い瘢痕が破れることもある

    感染症:
    ブラストミセス症 若齢の雄の大型犬は感染リスクが高い 深在性真菌症 皮膚疾患(40%で発見)
    クリプトコッカス症 深在性真菌症 皮膚:潰瘍・肉芽腫 膿瘍 呼吸型:くしゃみ 粘液様鼻汁 急性壊死性出血性肺炎

    問題行動:
    自己傷害的行動 何も傷や痛み、掻痒がないのに、舐めたり咬む 大型犬、脚を舐め、皮膚の赤肌が露出
    先端舐性皮膚炎 自己傷害的行動
腫瘍
    脊髄腫瘍 大型犬に発生が多い、多く報告:硬膜外腫瘍は原発性の悪性骨腫瘍(骨肉腫、線維肉腫、血管肉腫)、骨・軟部組織への転移性腫瘍
    前立腺の腫瘍(腺癌) 老犬 中〜大型犬 便のしぶり 排尿困難 出血性尿道分泌物 後肢虚弱・硬直 後半身疼痛
    骨肉腫 悪性腫瘍 病的骨折 疼痛 中ー高齢 大型・超大型犬に多い
    滑膜肉腫 悪性腫瘍 大型犬特にゴールデンレトリーバーとの雑種によくみられる
    石灰化血腫 良性骨腫瘍 急激成長大型種子犬の頭蓋背部 切除困難
    副腎腫瘍 副腎皮質機能亢進症全症例の約15%を占める 雌多い 大型犬
    膀胱横紋筋肉腫 悪性腫瘍 ブドウ状横紋筋肉腫 18カ月未満大型犬 雌 血尿 排尿困難 頻尿 尿停滞 セントバーナード多い

    口腔:
    口腔の軟骨肉腫 大型犬 上顎骨多発 過剰流涎 口臭 口からの血様浸出物 嚥下困難 体重減少 頸部リンパ節腫大
    口腔の未分化悪性腫瘍 硬口蓋・顎間質・顎骨・眼窩発生 口臭 流涎過剰 嚥下困難 口からの血様滲出物 大型犬種
    線維肉腫 小型犬に比べて好発 悪性口腔腫瘍
    歯肉の線維肉腫 徐々に進行する局所侵襲性悪性腫瘍 唾液の過剰 口臭 血様滲出物 嚥下困難 顔面変形 頸部リンパ節腫脹

薬物・中毒
    グルココルチコイド製剤 大型犬では褥瘡(圧迫性潰瘍)が起こりやすくなり、重症例では古い瘢痕が破れることもある

    キシラジン:
    キシラジン グレートデンやアイリッシュセッターなどの大型犬種ではIVあるいはIM投与によって鼓脹を生じることがある
    キシラジン 胸の深い大型犬種では、キシラジンによって胃拡張や腸捻転を生じやすい
栄養
    カルニチン欠乏 拡張型心筋症(DCM)を持つ犬
高齢
    喉頭麻痺 シベリアンハスキーやブービエ・デ・フランデール 両側性麻痺は大型犬種の老齢犬で最も多発
    骨肉腫 悪性腫瘍 病的骨折 疼痛 中ー高齢 大型・超大型犬に多い

    前立腺:
    前立腺疾患 中・高齢犬 大型犬(特にドーベルマンピンシャー)
    前立腺の腫瘍(腺癌) 老犬 中〜大型犬 便のしぶり 排尿困難 出血性尿道分泌物 後肢虚弱・硬直 後半身疼痛
問題行動
    自己傷害的行動 何も傷や痛み、掻痒がないのに、舐めたり咬む 大型犬、脚を舐め、皮膚の赤肌が露出
    先端舐性皮膚炎 自己傷害的行動 雄に多いという報告もある


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